品川区の外構工事の費用相場と優良業者4選|失敗しないための選び方も紹介
品川区でマイホームの外構工事を考えている方は、費用がどれくらいかかるのか、どの業者に依頼すればいいのか、不安を感じていませんか?
外構工事は決して安い買い物ではないだけに、失敗は避けたいでしょう。工事の仕上がりがイメージ通りになるか、小さなお子さんの安全面は大丈夫かなど、考え出すと悩みは尽きません。
こうした不安を解消するために、本記事では品川区での外構工事の費用相場や、安心して任せられるおすすめの外構業者5社を厳選してご紹介します。
さらに、品川区で人気の外構スタイルもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
品川の外構工事の費用相場
品川区で外構工事を行う場合、その費用は工事内容や範囲によって大きく変わります。
たとえば、新築で門柱から駐車場・庭までまとめて施工するフルセット外構では約150万~250万円かかります。一方、オープン外構(塀や門扉を設けず敷地を開放するスタイル)なら50万~150万円程度に収まります。
セミクローズ外構(部分的にフェンスで目隠しをするスタイル)は費用も中間的で約120万~250万円、敷地全体を囲うクローズ外構では少なくとも200万円以上と高額です。
また、既存の外構を一部リフォームする場合は、今ある構造を活かせる分コストを抑えやすく、50万~120万円前後が一つの目安となります。
費用が高くなる・安くなる要因
工事範囲が広かったり、使用する素材や設備のグレードを上げたりすると費用は高額になります。また、門柱や塀を追加するなど構造物を増やすほど材料費・人件費がかさみ、地盤改良や古い塀の撤去といった追加工事が発生すると費用がさらに膨らみます。
反対に、工事内容を必要最低限に絞り、高価な素材を避ければ費用を抑えることができます。例えば、塀や門を設置しないオープン外構にする、使える部分は再利用するといった工夫が有効です。
品川区でも老朽化したブロック塀の撤去に対して助成制度があり、条件を満たせば公的支援で負担を軽減できます。
品川で人気の外構スタイル
品川区では住宅が密集する環境でも開放感を大切にしたオープン外構や、直線的で飾りすぎないシンプルモダンなデザインが人気です。庭に緑を取り入れたナチュラルなスタイルや、和風の落ち着きを感じられる外構も注目されています。
一方で、防犯意識の高まりから道路からの視線を遮る目隠しフェンスや、留守中も荷物が受け取れる宅配ボックス付き門柱など、安心と便利さを両立させる工夫が広がっています。見た目のデザイン性と機能性を両立した外構が、子育て世帯を含む多くの家庭に選ばれています。
品川でおすすめの外構工事業者5選
ここからは品川区でおすすめの外構工事業者を5つ紹介します。
株式会社トップガーデン

会社名 | 株式会社トップガーデン |
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営業時間 | 9:30〜17:30(平日) |
施工可能工事 | 新築外構(フル) オープン外構 セミクローズ外構 クローズ外構 リフォーム外構 |
保証・アフターサービス | あり 外構商品2年メーカー保証 自社施工箇所最大10年保証 工事賠償責任保険加入(引渡し後10年・対人対物1億円) |
電話番号 | 042-513-3542 |
施工実績URL | https://topgarden.co.jp/sekoujirei/ |
トップガーデンは、理想の外構を低コストで実現してくれる外構専門会社です。デザインのイメージが固まっていなくても、打ち合わせ段階から3D図面を用いて提案してくれるので安心して任せられます。資材を安価に仕入れる独自ルートを持ち、コストを抑えても質の高い施工ができるのも強みです。
工事後の保証制度も充実しており、最長10年のアフターサポートが受けられるため、施工後も長く安心して暮らすことができます。
株式会社サンハウス
会社名 | 株式会社サンハウス |
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営業時間 | 9:00~18:00 |
施工可能工事 | エクステリア・外構工事 |
保証・アフターサービス | – |
電話番号 | 0120-20-4883 |
施工実績URL | https://www.3-house.jp/%E5%B1%8B%E6%A0%B9-%E5%A4%96%E5%A3%81-%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%82%A2 |
サンハウスは品川区戸越に本社を構える創業28年の地域密着リフォーム会社です。品川区を中心に、フルリノベーションから手すり一本の取り付けまで幅広く対応しています。社名には「子どもの家を造るように愛情を込め、次の世代まで長持ちする住まいを」という想いが込められており、丁寧で長く安心して暮らせる家づくりをモットーとしています。
外構工事の実績も豊富で、防犯対策やバリアフリーなど家族構成に合わせた提案力にも定評があります。アフターフォローと保証体制も充実しているため、施工後も安心です。
株式会社 ティ・エム・シー
ティ・エム・シー(TMC)は1989年創業、品川区旗の台に拠点を置く総合リフォーム企業です。マンションや戸建てのリノベーション事業を中心に、外装リフォームや外構工事など建物の内外装を幅広く手掛けています。
エクステリア専門の事業部もあり、小規模な工事から建物全体の改修まで一貫して対応可能です。各分野のプロ職人チームがそろっており、確かな技術力と徹底した検査体制による高品質な施工が強みです。独自のアフター保証制度も整っているため、施工後も安心して任せることができます。
株式会社北畠工務店
会社名 | 株式会社北畠工務店 |
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営業時間 | 9:00~19:00 |
施工可能工事 | 外構工事(門柱・門扉・ガレージ・フェンス等) |
保証・アフターサービス | リフォーム工事に10年保証あり |
電話番号 | 03-3782-8676 |
施工実績URL | http://www.kitabatake-k.co.jp/category/works |
北畠工務店は創業40年以上、品川区で地域に根ざしてきた工務店です。職人直営ならではの豊富な経験と技術が強みで、新築工事から増改築、小さな修繕まで幅広く自社施工で対応しています。見た目の美しさと機能性はもちろん、耐久性や強度まで考慮した高品質な仕上がりを提供しています。
品川区の住宅改修助成制度にも精通しており、補助金を活用した外構リフォームの提案も可能です。無駄な中間コストを省いた適正価格と丁寧な施工で、細かな要望にも柔軟に応えてくれるため、高い信頼を得ています。
外構工事でよくある失敗
ここでは外構工事を依頼する際によくある失敗を紹介します。大切な工事で損をしないよう、事前にチェックしておきましょう。
1社だけで即決してしまう
忙しい子育て世帯では、業者探しに時間をかけられず「この会社でいいか」と1社だけで決めてしまうことがありがちです。しかし、品川区は外構業者が多い激戦区です。業者によって提案内容や見積もり金額はさまざまで、同じ内容でもA社では25万円、B社では40万円というように金額が倍近く違う例もあります。
複数の会社から見積もりを取り、プランや価格をじっくり比較することで、納得のいく外構プランを見つけやすくなります。1社だけで即決するのは避け、しっかり比較検討しましょう。
施工実績・保証を深掘りしない
安さだけで飛びついた結果、その会社に経験や保証が不足しているケースもあります。
契約前に、その業者がこれまでどんな外構工事を手掛けてきたのか、施工事例や利用者の声を確認しましょう。品川区は住宅同士の距離が近く道路沿いの家も多いため、目隠しフェンスや防犯対策などの需要が高いエリアです。地域特性に合わせた施工実績があるか、保証内容がしっかりしているかを確認しておくと安心です。
良い業者ほどこうした点を丁寧に説明してくれるので、気になることは遠慮なく質問しましょう。
保証・アフターサービスを確認しない
保証やアフターサービスの確認を怠ることも見落としがちなポイントです。施工後に不具合が起きても、事前に取り決めがなければ対応してもらえない場合があります。例えば、完成後にコンクリート部分の色ムラが見つかっても、契約書に「施工後の色むらは補修対象外」と書かれていて直してもらえなかった、という事例もあります。
こうした悔しい思いをしないためにも、契約前に保証内容(適用期間やカバー範囲)やアフターサービスの有無をしっかり確認しましょう。長く住むお家ですから、工事後も気軽に相談できる業者を選ぶと安心です。
品川の外構工事で失敗しない業者の選び方
前述の失敗例を踏まえて、品川区で信頼できる外構業者を選ぶためのポイントを解説します。業者選びで迷っている方はぜひ参考にしてください。
相見積もりをする
複数の業者から見積もりをとって比較する「相見積もり」は、適正な価格やサービス内容を見極めるために重要です。1社だけの見積もりでは、その金額が妥当か判断しづらく、割高な契約をしてしまう恐れもあります。最低でも2〜3社から見積もりを取り、工事内容や費用の内訳をしっかり比べてみましょう。
また、不明な点は遠慮せず各業者に質問し、納得してから契約することが大切です。価格の安さだけでなく、提案内容や施工方法なども比較して、自分たちの希望に合った業者を選びましょう。
自社施工かどうかを確認する
依頼する会社が自社の職人で施工しているか、それとも下請けに任せているかを確認しましょう。自社施工の業者なら中間マージンが発生しない分、余計な費用がかからず料金を抑えられます。さらに、自社の職人が施工することで意思疎通がスムーズになり、工事中の急な変更やトラブルにも迅速に対応してもらいやすいです。
一方、下請け任せの業者だと、間に会社が入る分コミュニケーションに時間がかかったり、責任の所在がわかりにくくなったりすることがあります。安心のためにも、自社施工にこだわっている会社を選ぶと良いでしょう。
デザインを確認する
工事を依頼する前に、その業者のデザイン力や提案内容を確認しておきましょう。事前に完成イメージ(図面やパースなど)を見せてもらえば、仕上がりの雰囲気を具体的に掴めます。
品川区ではシンプルモダンや緑を取り入れたナチュラルテイストなど、おしゃれで機能的な外構デザインが人気ですが、やはり家族の好みに合っているかが何より大切です。自分たちの希望するイメージに合ったデザインになっているか、しっかり確認しましょう。細かな要望を丁寧に聞き取って、納得のいくプランを提案してくれる業者を選ぶことも大切です。
また、ご家族の生活スタイルに合わせた提案をしてくれるかどうかもチェックしましょう。例えば、小さなお子様がいるなら安全面に配慮したデザインか、共働きで忙しいご家庭なら手入れが簡単な外構か、といった点も重要です。
保証・アフターサービスを確認する
工事後の保証やアフターサービスも契約前に確認しましょう。外構工事は完成して終わりではなく、完成後のメンテナンスや不具合への対応があるかどうかで、安心感が大きく変わります。
信頼できる業者は、一定期間の保証を付け、定期点検や不具合時の迅速な対応など、手厚いアフターサービスを用意しています。例えば、工事後数年間の無償修理保証があれば、万一のときにも安心です。
逆に、保証やアフター対応が不十分な業者だと、後々困る可能性があります。アフターサービスが充実している会社なら、工事後も長く安心して暮らせるでしょう。
口コミ・施工事例を確認する
候補の業者について、事前に口コミや施工事例(これまで手がけた外構の写真など)をチェックしておきましょう。他のお客様からの評判を知ることで、その業者の信頼度や仕上がりの品質を把握できます。
公式サイトやSNSに掲載された施工例を見れば、デザインの傾向や技術力も判断しやすいでしょう。
口コミでは、対応の丁寧さやアフターサービスの評価なども参考になります。実際に利用した人の声を確認することで、安心して任せられる業者かどうかを見極めましょう。
外構工事の流れと工期目安
外構工事は「 相談・設計・施工 」の3つのステップで進みます。工期は早ければ約2週間、内容によっては2か月以上かかることもあります。以下で詳しく見ていきましょう。
問い合わせ〜現地調査
外構工事を考え始めたら、まずは専門業者に問い合わせをします。問い合わせ後、通常1週間以内にスタッフがご自宅を訪問して現地調査を行います。
敷地の広さや形状、隣地との境界線、日当たりなどを確認しながら、希望やイメージを丁寧にヒアリングしてくれます。現地調査で得た情報をもとに、その後のプランニングが進みます。
この段階で希望をしっかり伝えておくことが、理想の外構を実現するための大切なポイントです。特に小さなお子様がいる場合は、雨の日でも濡れずに車の乗り降りができるカーポートが欲しい、安心して遊ばせられるスペースが欲しい、といった安全面や使い勝手の要望もしっかり伝えておきましょう。
プラン提案〜契約
現地調査の後、業者はお客様の希望や敷地条件をもとに外構プランを作成します。図面や完成イメージ図、見積もり金額などが提示され、一緒に内容を確認していきます。理想と少し違う部分があれば、遠慮せず修正を依頼しましょう。
通常、プラン提案から契約締結までに1〜2週間程度かかります。契約前には、見積もり金額や工事内容に不明点がないかよく確認しましょう。納得のいくプランが完成したら、正式に契約を結び、工事準備に入ります。
着工〜完成までの期間と注意点
工事が始まると、内容に応じて完成まで約2週間〜2か月の時間がかかります。駐車場のコンクリート打設やフェンス設置など小規模な工事なら2〜3週間ほどで終わることもありますが、庭全体のリフォームなど大規模な場合は1〜2か月程度かかることがあります。
工事期間中は騒音や工事車両の出入りが避けられないため、着工前に近隣へ挨拶をしておくと安心です。また、作業エリアにお子様が近づかないよう十分注意しましょう。天候によっては工期が延びる場合もあるため、スケジュールには余裕を持って計画することが大切です。
品川区で外構工事に使える補助金
品川区では、塀の撤去や高齢者住宅改修など外構工事の費用を助けてくれる補助制度があります。それぞれの制度を知って、賢く活用しましょう。
コンクリートブロック塀等安全化支援事業
大地震や台風で倒壊の恐れがある古いブロック塀の撤去などに対して、費用の一部を助成する品川区の制度です。令和6年度(2024年)も利用可能です。
例えば道路沿いの危険なコンクリートブロック塀を取り壊して軽いフェンスに建て替える工事に対し、撤去費は1mあたり最大3万円、新設フェンスは工事費の半額(上限1.6万円/m)を補助します。
対象は品川区内で該当する塀を所有する住宅の方(※宅地業者による販売目的の工事は除く)で、工事前に必ず事前相談と申請が必要です。
詳しくはこちら:コンクリートブロック塀等安全化支援について
品川区住まいの防犯対策補助金
個人の住宅で防犯カメラや録画機能付きインターホンなど防犯設備を設置する際、費用の一部を補助してくれる制度です。令和6年度(2024年)に実施され、現在利用できます。
例えば防犯カメラなら購入・設置費用に対して最大20,000円、録画機能付きドアホンなら最大7,000円が補助されます。対象は品川区内に住民登録があり、自宅にこれらを設置する世帯主等の区民です。
申請は設置後に行えます(予算に限りがあるため早めの申請がおすすめです)。
詳しくはこちら:品川区住まいの防犯対策補助金
住宅改善工事助成事業
区民が自宅でバリアフリー化や省エネなどのリフォームを区内の施工業者に依頼して行う場合に、工事費の一部を助成する制度で、令和6年度も継続実施されています。手すりの取り付け・段差解消といった高齢者向けの改修や、遮熱塗装・節水型トイレ設置など環境に配慮した工事が対象です。
補助率は工事費の10%で、上限20万円が支給されます。利用には品川区民で対象住宅に居住していることや、工事を区内業者に依頼することなどの条件があります。
申請は着工前に行い、工事後に完了報告の提出も必要です。
詳しくはこちら:住宅改善工事助成事業
高齢者住宅改修費助成
品川区内にお住まいの高齢者が自宅を安全に暮らせるようバリアフリー改修する際に、費用の大部分を支援してもらえる制度です。現在も利用できます。65歳以上の方がいる世帯が対象で、玄関や廊下への手すり設置、段差のスロープ化、和式から洋式トイレへの交換などの工事費について、おおむね9割(上限20万円)の補助が受けられます(介護保険の住宅改修給付等を活用)。
利用の際は事前に地域包括支援センターや区役所への相談・申請が必要で、許可を受けてから工事を進めます。
詳しくはこちら:高齢者住宅改修費助成
屋上緑化等助成制度
自宅や建物の屋上やベランダ、壁面を植物で緑化する工事に対し、品川区が費用の一部を助成する制度です。現在も利用可能です。屋上庭園や壁面緑化などの新規工事が対象で、例えば屋上やベランダに土やプランターを使って緑化する場合は、1平方メートルあたり1万~3万円(土の深さ等による)の定額補助または実費の半額のいずれか低い額が支給されます(補助総額の上限30万円)。
対象は品川区内の建物所有者で、新たに緑化を行う方です。工事前に区へ相談し、申請書を提出して交付決定を受けてから着工する必要があります。
詳しくはこちら:屋上緑化等助成制度
品川の外構工事に関するよくある質問
最後に、品川区の外構工事に関してよく寄せられる質問を見ていきましょう。疑問や不安を解消する参考にしてください。
まとめ
外構工事を成功させるためには、まず費用相場をしっかり把握し、人気のスタイルを参考にしながら計画を立てることが大切です。また、信頼できる業者を選び、外構工事で起こりがちな失敗を未然に防ぐことも重要になります。
本記事でご紹介した5社はいずれも品川区で実績豊富で評判の良い会社ばかりです。気になる業者があれば複数社に見積もりやプランを相談し、じっくり比較検討することで、理想の外構工事を安心して進められるでしょう。