【2025年最新】1台用カーポートの費用と相場は?設置費用を抑えるコツも解説

「 1台用のカーポートを購入したいけれど、選び方が分からない 」
エクステリアの顔といわれるカーポートは、失敗なく選びたいですよね。
本記事では、カーポートを選ぶ際の注意点や、おすすめの1台用カーポート3選を紹介します。
検討されている方の参考になれば幸いです。
1台用カーポートとは?基礎知識を確認しよう

1台用カーポートとは、自動車1台分の駐車スペースで利用する屋根付き構造物です。
壁がない開放的なデザインが特徴で、比較的費用を抑えて設置できます。
車の劣化を抑えながら、雨の日でも快適に乗り降りできるため、多くの人が設置を検討します。また、限られた敷地を有効活用したいという方にもおすすめです。
1台用カーポートの費用相場と内訳は?

1台用カーポートの設置にかかる費用は、主に「本体価格」と「工事費用」の合計で決まります。
具体的には以下の通りです。
クラス | 特徴 | 価格帯 |
---|---|---|
低価格クラス | シンプルなデザインで、必要最低限の機能。 | 10万円~ |
積雪対応クラス | 大雪地域や、積雪量が多い場所に対応するための高強度設計。 | 30万円~ |
デザイン性重視クラス | 住宅の外観に合わせたスタイリッシュなデザインにこだわる | 40万円~ |
シンプルなデザインのモデルであれば10万円台から設置可能ですが、選ぶ素材や機能、デザイン、そして設置場所の状況によって総額は大きく変動し、20万円~30万円以上になることも珍しくありません。
1台用カーポート工事費用
1台用カーポートの設置には、本体価格とは別に工事費用が発生します。
これには、柱を立てるための基礎工事や本体の組み立て費などが含まれ、4万円~10万円程度が目安です。
工事費は、敷地の状況(土かコンクリートか)や既存物の撤去有無、搬入経路の難易度などによって変動するため、詳細な費用は現地調査と見積もりで確認しましょう。
1台用カーポートの種類と費用の違いを比較

1台用カーポートの費用は、選ぶ「 種類 」や「 デザイン 」によって大きく変わります。本体価格に影響を与える主要な要素と、それぞれの費用目安を見てみます。
屋根材による費用の違い
1台用カーポートの屋根材は、見た目や機能性だけでなく、費用も大きく異なります。
屋根材の種類 | 屋根材の特徴 |
---|---|
ポリカーボネート板 | 明るく紫外線カット。比較的安価。 |
スチール折板 | 高強度で積雪・強風に強い。高価。 |
熱線遮断ポリカーボネート板 | 遮熱機能付き。やや高価。 |
安さで選ぶなら、ポリカーボネート板がおすすめです。
柱の構造による費用の違い
カーポートの柱の配置(支持タイプ)も、安定性や設置費用に影響します。
柱の種類 | 柱の特徴 |
---|---|
片側支持タイプ(片流れ) | スッキリで駐車しやすい。比較的安価。 |
両側支持タイプ(両側支持) | 高い安定性、積雪・強風に強い。高価。 |
住んでいる地域や環境に合わせて選びましょう。
デザインによる費用の違い
カーポートのデザインは、機能性だけでなく、住宅の外観との調和や費用にも関わってきます。
デザインの種類 | デザインの特徴 |
---|---|
スタンダードデザイン | シンプルで汎用性。費用を抑えやすい。 |
フラットデザイン | モダンで洗練された印象。やや高価。 |
木目調・意匠性の高いデザイン | おしゃれで高級感。最も高価。 |
デザイン性に優れたものほど、費用は高くなります。
1台用カーポートの費用を安くするコツ4つ

1台用カーポートの設置費用は、工夫次第で賢く抑えることができます。予算内で理想のカーポートを見つけるための、具体的な4つのコツをご紹介します。
シンプルなデザインを選ぶ
カーポートはデザインにこだわるほど、本体価格も高くなる傾向があります。
装飾が少なく、機能性を重視したベーシックなデザインを選べば、無駄なコストをかけずに設置費用を抑えることが可能です。
屋根材のグレードを見直す
屋根材のグレードや機能性を必要以上に高めないことも、コスト削減に繋がります。
例えば、真夏の日差しが厳しい地域でなければ、遮熱性の高い熱線遮断タイプではなく、標準的なポリカーボネート板で十分なケースもあります。
お住まいの地域の気候条件に合わせた、適切なグレードを選ぶことが重要です。
複数業者から相見積もりを取る重要性
カーポートの設置費用は、外構業者によって見積もり金額が大きく異なる場合があります。
複数の外構業者から相見積もりを取ることで、提示された費用の内訳を比較し、最も適正な価格で信頼できる業者を見つけることが可能です。
補助金・助成金の活用
お住まいの地域によっては、カーポート設置に対して補助金や助成金制度を設けている自治体があります。
- 防災対策(耐雪・耐風性能)
- 環境配慮型(太陽光発電併設など)
このような場合は補助の対象となるケースが多いです。
失敗しない1台用カーポートの選び方

カーポートを購入する際、失敗したくないと考える方が多いのではないでしょうか。
ここからは、カーポート選びに失敗しないポイント4つを解説していきます。
動線を考慮して設置
カーポートを設置する際、動線を考慮してください。
たとえば、雨の日に車を降りてから、玄関まで濡れずに行けたらいいですよね。
カーポートには、屋根や柱の位置を選べるなど、さまざまなタイプが用意されているので、設置前にチェックしておきましょう。
カーポートも住宅の一部と考え、生活しやすい快適な動線で設置することが大切です。
積雪や台風の耐久性チェック
通常のカーポートの耐積雪は20㎝ほどです。
積雪が多い場合、20㎝では足りない場合があります。
近年は異常気象により、台風被害が年々多くなっている傾向にあります。
雪が多く降る、台風被害が多い地域に住んでいる場合、耐積雪と耐風圧を事前によくチェックしておきましょう。
飽きがこないデザイン選び
カーポートは簡単に買い換えられず、長期にわたって使用することが前提です。
長く使うためにも、飽きがこないデザインを選びましょう。
シンプルデザインや住宅と調和したデザインなど、満足感があり、飽きがこないカーポート選びは大切です。
余裕あるサイズ選び
カーポートは、余裕あるサイズを選びましょう。
1台用、2台用といっても、さまざまなサイズがあります。
サイズを決める際、車のサイズだけではなく、乗り降りのスペースを確保する必要があります。
奥行きはボンネットを開けての確認や、後部トランクの開閉も考慮しなければなりません。
サイズ選びは慎重に行いましょう。
コスパのいい1台用カーポートおすすめ3選

以降は、おすすめの1台用カーポートを紹介します。
メーカーによって特徴もさまざまなので、ぜひ参考にしてください。
LIXIL「 フーゴR 」

LIXIL「 フーゴR 」は、ベーシックなラウンドタイプです。
本体の主要材料がアルミ形材で、サイズや高さ、開口のバリエーションが豊富。
耐風圧の強度が一般的なものより高くなっています。
片支持タイプのほか、両支持タイプと袖壁タイプがあるので、好みによって選びましょう。
袖壁タイプとは、屋根パネルが側面にやや長いタイプのものです。
以下が、フーゴRの耐風圧と耐積雪です。
- 片支持・両支持タイプ:耐風圧(42m/秒相当)、耐積雪(20㎝相当)
- 両支持タイプ(スペックアップパーツ装着時):耐風圧(46m / 秒相当)、耐積雪(30㎝相当)
- 袖壁タイプ:耐風圧(38m / 秒相当)、耐積雪(20㎝相当)
YKKAP「 アリュース 」

YKKAP「 アリュース 」はスタンダードなアーチ型屋根で、柱が片側にある片側支持タイプのカーポートです。
コストパフォーマンスもよく、シンプルでスリムな飽きのこないデザインになります。
価格重視で購入を考えている方におすすめです。
アリュースの耐風圧と耐積雪は以下です。
- 片側支持タイプ:耐風圧(38m/秒相当)、耐積雪(20㎝相当)
三協アルミ「 M.シェードⅡ 」

三協アルミ「 M.シェードⅡ」は、トラス構造の屋根が特徴の先進的でスタイリッシュなデザインのカーポートです。
トラス構造とは、三角形を個として繋ぎ合わせた骨組み構造を指します。
三協アルミ「 M.シェードⅡ」は次の2つのタイプがあるので、好みのデザインを選びましょう。
- フレームに屋根を乗せた安定感のある梁置き(はりおき)タイプ
- 後方に柱がある背面支持で、フレーム上部から屋根を吊り上げる上吊りタイプ
また、以下がM.シェードⅡの耐風圧と耐積雪なので強度の参考にしてください。
片側支持タイプ:耐風圧(38m/秒相当)、耐積雪(20㎝相当)
両側支持タイプ:耐風圧(42m / 秒相当)、耐積雪(20㎝相当)
背面支持タイプ:耐風圧(38m/秒相当)、耐積雪(20㎝相当)
背面支持タイプ(着脱式サポート装着時):耐風圧(42m / 秒相当)、耐積雪(20㎝相当)
費用を比較しながら最適な1台用カーポートを見つけよう!

本記事では、1台用カーポートの費用相場や、コストを抑えるコツを解説しました。
ぜひ本記事を参考に、費用や機能性のバランスにあった最適な1台用カーポートを見つけてください。
理想のカーポート設置をしたいという方はぜひお問い合わせからご相談ください。