外構工事は予算200万円まででどれだけできる?平均相場と安く抑える方法を解説

新築住宅を購入する際、外構費用が高いと感じたことはありませんか?
もし担当者さんから「 建物の金額に対し15%前後を検討した方が良い 」とアドバイスを受けている方は、外構費用がかなり高くなっている可能性があります。
本記事では、外構に必要最低限の設備と費用は何かについて、また、コストパフォーマンスの良い外構設備について解説します。
① 外構プランの検討時にやってはいけないことが分かる。
② コスパの良い外構設備が分かる。
外構プランの費用で知っておくべきこと

外構プランを検討する際に、知っておくべきことがあります。
「 相場 」と「 予算の立て方 」です。
それぞれについて解説します。
平均相場
外構費用はこだわればこだわるほど高くなるため、あらかじめ予算を設定しなければなりません。
外構に必要な費用の平均相場は、一般的に100〜300万円前後と言われています。
設置する場所によって費用が大きく異なりますが、150万円あれば、どの地域でも必要最低限の設備を兼ね備えた外構プランを実現できます。
外構予算でやってはいけない予算の立て方
外構設備を検討しているのであれば、絶対にやってはいけない予算の立て方があります。
外構全体で費用を算出する方法です。
外構といっても設備が多く、「 犬がいるので水洗い場が欲しい 」「 リビングにテラスを設置したい 」など、生活状況によって異なります。
必要な設備とそうでない設備を見分けながら、どの程度費用がかかるのかを検討しましょう。
コスパの良い外構設備の特徴を解説!

代表的な外構設備がどの程度費用が必要か、各設備の費用感について解説します。
今回はトータルで150万円程度になるよう、コスパの良い設備の特徴をピックアップしました。
各設備の費用感と、どのような特徴があるのかを確認しておきましょう。
門柱
玄関周りに必要な門柱は、大きく分けて機能型と施工型のタイプがあります。
機能型はシンプルな作りでありながら、インターホン、郵便受け、宅配BOXなど、必要な設備が搭載された門柱です。
シンプルなデザインのものであれば、10万円前後で設置が可能です。
多機能重視で検討すると、40万円程度必要になるので注意が必要です。
施工型は1から門柱のデザインを検討するもので、素材にこだわるほど費用が高くなります。
特にこだわりがなければ、低予算で設置可能な機能型の門柱を選びましょう。
フェンス
家の境界線を表すフェンスは、30万円程度で設置が可能です。
工事は4,000〜8,000円前後ですが、各業者とも同程度の金額で対応するため、相見積もりをして良い業者を見極めてください。
商品選びをする際は、1mあたりどの程度費用がかかるかで判断しましょう。
コストパフォーマンスの良い製品の1mあたりの価格は以下の通りです。
- メッシュタイプの安価な製品(6,000〜1万円)
- オーソドックスのフェンス(1万円〜2万円)
- 木目調のおしゃれなフェンス(2万〜5万円)
相見積もりの際には、商品価格がどの程度かかるかもチェックして外構業者の選別をしてください。
駐車場
利用頻度の高い外構設備のため、費用をある程度確保することをおすすめします。
2台分の駐車場スペースを土間コンクリートにする場合、30万円程度費用が必要です。
さらにカーポートを設置するのであれば、20〜30万円プラスで考えておきましょう。
費用を抑える方法として、土間コンクリートではなく砂利に置き換える方法もあります。
砂利にする場合、メンテナンスなどが必要になるため注意が必要です。
テラス
リビングルームにテラスを設置することで洗濯物を気軽に干すことができ、急な雨から洗濯物を守ることができます。
シンプルなデザインの製品であれば10万円前後で設置できます。
設置する際は、外壁のメーカー保証があるかを確認してください。
メーカー保証のある場合は、自立型のテラスを設置し、そうでない場合は外壁に穴を開けて固定するタイプを選びましょう。
予算に余裕のある方は、テラスではなくガーデンルームもおすすめです。
生活環境に合わせて必要な設備の導入を検討してください。
トップガーデンの200万円以内でおこなった外構工事事例
可能な限り外構工事の費用を抑える方法
外構工事の費用を抑えて200万円以内に抑えるために、以下の方法を取ることをおすすめします。
- 相見積もりを取り、同じ施工でも安い外構業者に依頼する
- 地域密着型の外構業者を選ぶ
- シンプルなデザインを選ぶ
同じ施工であっても、費用が異なるケースは多々あるためぜひ試してみてください。
相見積もりを取り同じ施工でも安い外構業者に依頼する
外構工事を安く済ませるためには、複数の外構業者から相見積もりを取ることが重要です。
外構業者によって提案内容や使用する資材、施工工程が異なるため、同じ工事内容でも費用に大きな差が出る場合があります。
最低でも、3社以上に依頼して見積もりを比較することで相場を把握できるため、複数社のへの見積もりは必ず行いましょう。
また、費用だけで判断するのではなく、項目ごとの明細や営業担当者の説明の丁寧さも重要なポイントです。
たとえば「 一式 」や「 パッケージ 」などの不明確な表現が多い場合は注意しましょう。
価格交渉の材料にもなるため、相見積もりを取ることは結果的に費用削減に繋がります。
地域密着型の外構業者を選ぶ
外構工事を安価に抑えるうえで、地域密着型の外構業者を選ぶことは非常に重要です。
大手のハウスメーカーや全国展開の業者では、営業・設計・施工の各部門が分業されており、その分中間マージンが発生します。
一方で、地元密着型の外構業者は自社施工や直接管理を行っていることが多く、無駄なコストがかかりにくい傾向があります。
加えて、地域の気候や土地事情に詳しく、施主の要望にも柔軟に対応してくれる点もメリットです。
口コミや地域の評判もチェックすることで、信頼できる業者を見つけやすくなるでしょう。
シンプルなデザインを選ぶ
外構工事では、仕様やデザインの選び方によって大きくコストが変わってきます。
こだわったデザインや高級素材を多用すると、その分工数が増えたり特殊な施工が必要になったりするため、費用が跳ね上がる傾向にあります。
費用を抑えたい場合は、極力シンプルな設計を心がけるとよいでしょう。
たとえば、駐車場は洗い出し仕上げやタイル敷きよりも、刷毛引きのコンクリート仕上げの方がコストを抑えられます。
また、門柱やフェンスも既製品を活用することで費用を大幅に削減可能。機能性とデザインのバランスをとりつつ、無理のない仕様選定を行うことが予算内に収める鍵となります。
まとめ
150万円でできることは何かを紹介しました。
外構を少しでも安く抑えるためのコツは、各設備にどの程度費用が必要かを把握しておくことです。
各設備の費用感を把握しておくと、外構業者との交渉がスムーズになります。
本記事が外構プランのお役になれば幸いです。
トップガーデンでは、ご予算に応じてプランを組ませていただくため、何をしたいのかをお伝えいただければ可能な限りご希望に沿った提案をいたします。
外構工事について、お悩みの方はぜひご相談ください。