コンクリート枕木は庭づくりに向いている?魅力やメリット、デメリットを徹底解説

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コンクリート枕木は、従来の木製の枕木に変わるコンクリートで作られた枕木です。

腐食せず蟻害(ぎがい)の心配がないため、メンテナンスを最小限で抑えられる魅力的な素材です。

本記事では、コンクリート枕木の概要に加え、使用するメリットと注意したいデメリットについて解説しています。

コンクリート枕木の設置を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

コンクリート枕木とは

コンクリート枕木は、木材の質感や色合いをリアルに再現したコンクリート製の擬木です。表面には木目調の加工が施され、見た目は天然木に近い仕上がりとなっていることが特徴です。

内部には鉄筋が組み込まれており、強度と耐久性が高められていることも魅力のひとつ。

用途としては、飛び石として庭の装飾として使われるほか、玄関アプローチとしても使用されています。

後で述べますが木製の枕木と比較し腐食せずシロアリにも強いため、使用するメリットとしては大きいと言えるでしょう。

コンクリート枕木のメリット

コンクリート製の枕木には、以下のようなメリットがあります。

  • 高い耐久性
  • メンテナンス性の低さ
  • 害虫や腐食への強さ
  • デザインが多様

高い耐久性

コンクリート枕木は、木製の枕木と違い高い耐久性が魅力です。

木製は、腐食や接触によるシロアリの被害等により劣化しやすいですが、コンクリート枕木はその心配がありません。

強い衝撃により割れてしまう可能性はありますが、木製と比較するとはるかに高いといえるでしょう。

メンテナンス性の低さ

木製の枕木は防腐処理や塗装が必要ですが、コンクリート枕木はこの手間が不要です。

メンテナンス性が低いことにより、工事後の手間がないことはユーザーにとって大きなメリットといえるでしょう。

防腐処理や塗装は費用もかかるため、ランニングコストの観点でも魅力的です。

害虫への強さ

木製の枕木のトラブルとして、シロアリによる蟻害が挙げられます。

シロアリにより食い荒らされてしまうと見栄えが悪くなるだけではなく、住居への侵入のきかっけにもなります。

コンクリート枕木の場合、食い荒らされる心配がないため長く使い続けることが可能です。

シロアリの処理は、範囲によって費用がかかるため枕木分の費用を抑えられることも嬉しいポイントと言えるでしょう。

デザインが多様

コンクリート枕木は、木目や色合いなど様々な種類があるため、理想のデザインを選んで設置できることがメリットです。

木製の場合、枕木一個一個が違う模様で味はありますが、好きな形やデザインを選ぶことはできません。

耐久性が高くデザイン性が高いことは、非常に魅力的と言えるでしょう。

コンクリート枕木のデメリット

衝撃に弱い

コンクリート製の枕木は、一般的に2~3cmの厚さが主流です。

この厚さでは、重い物を強く落としたり、車が頻繁に出入りする駐車場で使用すると、割れるリスクが高まります。

また、下地の処理も重要なポイントです。

自分でのDIYや経験不足の業者による施工では、下地が不均一になる可能性が高く、その結果、一点に負荷が集中し軽い衝撃で枕木が割れることがあります。

枕木を設置する際は、その場所の特性を考慮し、信頼性の高い外構業者に依頼することで、割れやヒビのリスクを最小限に抑えることができます。

安全な施工を心がけましょう。

人工的な雰囲気が残る

コンクリート製の枕木は、木材の風合いを模倣したデザインが多く見られます。

しかし、実際の木製枕木と比較すると、不自然さを感じる方もいるかもしれません。

最近では、耐久性に優れたハードウッド枕木や、防腐処理が施された枕木も市場に出ています。

コンクリート製のものが本物の木に比べて見劣りすることもあるかもしれませんが、日常の使用では大きな違和感は感じないでしょう。

処分に手間がかかる

コンクリート製の枕木を処分する際、その重さと材質から手間がかかることがデメリットとして挙げられます。

木材やFRP樹脂製の枕木は、一部の自治体ではカットして一般ゴミとして処分可能です。

一方、コンクリート製のものは、多くの自治体で粗大ゴミとしての処理や特別な回収手続きが必要となります。

しかし、コンクリート枕木を取り除くケースとしては、住宅の取り壊しや外構リフォームが多いです。

その際には専門の業者が適切に処分を行ってくれるため、特に心配することはありません。

コンクリート枕木は門柱には不向き

門柱や境界線のデザインに枕木を使用するのは、現代の外構デザインのトレンドの1つです。

特に、耐久性が高く重厚感のあるコンクリート製の枕木は、多くの人々に選ばれています。

しかし、その重さがリスクとなり、倒れた際の危険性が高まります。

そこで、門柱や塀としての使用を考える場合、FRP樹脂製の枕木がおすすめです。

FRP樹脂は繊維と樹脂から作られた複合素材で、耐久性に優れています。

さらに、軽量なので、もし倒れても大きな被害は少ないでしょう。

ただし、FRP樹脂製の枕木はコンクリート製よりも価格が高めです。

具体的には、コンクリート製は1平米あたり約17,000円、FRP樹脂製は1平米あたり約20,000円となっています。

使用する際は、合計金額に注意して購入しましょう。

コンクリート枕木を設置したい場合、専門の外構業者に相談がおすすめ

コンクリート枕木の使用に不安を感じる場合、外構業者に相談することをおすすめします。

アプローチ部分など特定の場所にコンクリート枕木を使用する際、外構業者は適切な商品や施工方法を提案してくれます。

また、木製との外観の違いについても、外構業者は施工例を挙げて具体的なイメージを提供してくれるでしょう。

不安やデメリットを感じる点がある場合、信頼できる外構業者に依頼することで、安心して施工を進めることができます。

トップガーデンでは、コンクリート枕木やFRP樹脂製の枕木を使った施工をしておりますので、枕木を含めた外構工事を検討している方はお気軽にご相談ください!

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