住宅を彩るシンボルツリーのおすすめ6選!概要から植える理由、選び方まで徹底解説

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シンボルツリーが人気なのは、コストパフォーマンスが高いから。費用はそれほどかからないのに、外構の主役になれます。

観る人におしゃれ感を、住む人に日々の潤いを与えてくれるのがシンボルツリーです。緑が加わるだけで、外構のイメージは大きく変わるのです。

ここでは、シンボルツリーの概要からおすすめの樹種を6つ、常緑樹と落葉樹に分けて紹介していきます。それぞれのメリットやデメリットにも触れているので、シンボルツリー選びの参考になるでしょう。

目次

シンボルツリーとは

シンボルツリーとは、文字通り住宅のシンボルとなる1本の木を指します。

住宅のデザインを引き立たせ「 ○○の木がある家 」と近所の方からも認識してもらえます。

家族の成長とともに、木の成長も楽しめることが魅力と言えるでしょう。

手入れをすることにより、愛着が湧き、育てる楽しさも感じられます。

また、家を建てた記念として植えることも良いです。

シンボルツリーを植えるメリット

シンボルツリーを植えるメリットとして、以下が挙げられます。

  • 景観のアクセントになる
  • 目隠しになりプライバシーを保護できる
  • 日除けになる

植えることにより、見た目だけではない実用的なメリットもあるので見ていきましょう。

景観のアクセントになる

シンボルツリーを植えることにより、庭に華やかさが増し景観のアクセントになります。

季節によって形を変える木は、四季を表すため非常に魅力的です。

草花だけでは物足りないという方に、シンボルツリーはぴったりと言えるでしょう。

目隠しになりプライバシーを保護できる

シンボルツリーは見た目以外に、目隠しとしての機能を果たします。

背が高い木であれば、オープン外構の住宅であってもリビングの前にシンボルツリーがあればプライバシーを保護可能。

壁やフェンスのような無機質な目隠しではなく、自然に隠したいという方にも向いています。

日除けになる

シンボルツリーは、景観を損なわず日除けの役割も果たします。

注意点としては、木によっては日差しに弱く枯れてしまうことがあるため、日除けの役割を考える場合はオリーブやソヨゴのような強い日差しにも負けない木を植えましょう。

シンボルツリーの種類

シンボルツリーには、大きく分けて以下の2種類があります。

  • 常緑樹
  • 落葉樹

「 聞いたことはあるけど、具体的にどんな違いあるのかわからない 」

という方に向けて、それぞれの違いをお伝えします。

常緑樹

常緑樹は、一年中葉を付ける木で季節を問わず庭に緑を保てることが特徴です。

常緑樹のなかには、キンモクセイやソヨゴのような広葉樹、松や杉のような葉が尖った針葉樹の二種類があります。

落ち葉が少ないため、掃除の手間が落葉樹と比較して少ないことがメリットです。少ないことがメリットです。

デメリットとしては、季節感が見えにくいため変化を楽しみたい方には向いていないといえるでしょう。

落葉樹

落葉樹は、葉の色が四季で変わり葉が落ちることが特徴です。

サクラやモミジ、イチョウなどが該当し、秋の紅葉は非常に鮮やかで魅力的といえるでしょう。

メリットとしては、四季を感じられるほか夏は葉が付き日除けになり、冬は葉を落とすため光を取り入れやすくなることが挙げられます。

一方、デメリットは落ち葉の処理が挙げられるほか、葉がないため冬は景観として寂しい印象を与えます。

シンボルツリーの選び方

シンボルツリーを選ぶ場合、以下の点に注意が必要です。

  • 成長後のサイズ
  • 地域の気候に合っているか
  • メンテナンスの手間

成長後のサイズ

成長後のサイズは景観だけではなく、枝が敷地外に伸びてしまうといったご近所トラブルに繋がる可能性があるため、選ぶ際は注意しなければいけません。

また、思ったよりも小さく日除けや目隠しにならない可能性も含め、成長後のサイズは事前に確認しておきましょう。

地域の気候に合っているか

居住予定およびお住まいの地域によっては、寒冷地および温暖地それぞれ異なるため、気候に合ったシンボルツリーを選ばないとすぐに枯れてしまう恐れがあります。

気に入った木があったとしても、気候に合っているかどうか業者に確認したうえで決定しましょう。

メンテナンスの手間

剪定や落ち葉の処理、防虫処理といった木特有のメンテナンスの手間があるため、継続できるのかを踏まえて選ぶ必要があります。

見た目がよくても、手がかかり過ぎて維持できないという結果にならないためにも、注意して選びましょう。

おすすめシンボルツリー:常緑樹

葉が落ちにくいのでいつもにぎやか、掃除が楽、目隠しにも使えるというメリットがあります。

おすすめの樹種は「 オリーブ 」「 ソヨゴ 」「 常緑ヤマボウシ 」がトップ3です。

虫が付きにくい「オリーブ」

平和の象徴として知られるオリーブは、家庭や夫婦の仲の良さをイメージさせ、日本でも人気が高い樹種です。

メリットデメリット
花も魅力的虫が付きにくい成長が早い

オリーブといえば実のイメージですが、結実させるのは、それほど簡単ではありません。一方で、簡単に楽しめるのが花。初夏に咲く房状の白い小花は、なかなか魅力的です。

オリーブは虫が付きにくいことで知られていますが、まったく無縁というわけではありません。オリーブに限らず、虫は付き物なのがシンボルツリーです。

成長が早いオリーブは剪定が必要になる反面、目隠し目的に使えるというメリットもあります。

育てやすさを重視するなら「ソヨゴ」

風が吹くと葉がこすれ、ソヨソヨと音を出すことが「ソヨゴ」という名の由来だとか。樹形だけでなく、光沢のある葉の色も美しい樹種です。

メリットデメリット
育てやすい成長がゆるやか赤い実が魅力的虫が付くこともあり

暑さや寒さに強いので育てやすく、成長がゆるやかで剪定の手間が少ないのがソヨゴのメリットです。ただ、成長が遅いので、目隠し目的には向きません。

赤い実がなるのもソヨゴの魅力ですが、結実させるにはメスとオス両方の株が必要です。実を楽しむなら、必ずペアで植えましょう。

カイガラムシやハマキムシが付くこともあるのがデメリットです。定期的に消毒をおこなう必要があります。

花の美しさなら「 常緑ヤマボウシ 」

国産のものと異なり、常に緑色の葉を茂らせている中国原産のヤマボウシです。

葉の大きさが異なるなど、いくつかのバリエーションがあるので、好みのものを見つけてください。

メリットデメリット
花が魅力的病気に強い虫が付きやすいボリュームが出やすい

6〜7月に白い花(総苞片)を楽しめるのが、常緑ヤマボウシのメリットです。比較的、病気に強い樹種ですが、予防のためには除菌剤の散布などのケアをおこないましょう。

アブラムシやカイガラムシが発生しやすいことや、横に広がって茂りやすいことが常緑ヤマボウシのデメリットです。消毒や剪定を欠かさないようにしてください。

おすすめシンボルツリー:落葉樹

新緑や紅葉など、四季折々の表情を楽しめる落葉樹、外構に季節感を取り入れたい方におすすめの樹種がそろっています。

トップ3は「 アオダモ 」「 コハウチワカエデ 」「 ヤマボウシ 」ですが、落ち葉の始末が面倒という方は、上の常緑樹を選んでください。

人気上昇中!「アオダモ」

アオダモは樹形や木肌の美しさで、シンボルツリーとして人気です。野球のバットにも使われることで知られています。

メリットデメリット
成長がゆるやか虫が付きにくい病気にも強い花が地味

成長がゆるやかで剪定の手間がかからないのがアオダモのメリットですが、存在感のあるシンボルツリーに育つには時間がかかります。苗木はある程度の大きさのものを選びましょう。

また、虫が付きにくく病気にも強いのも、アオダモのメリットといえるでしょう。

紅葉は楽しめるものの、地味な花しか咲かないのがアオダモのデメリットです。花を重視する方は、後述のヤマボウシなどを選びましょう。

紅葉が美しい「 コハウチワカエデ 」

葉の形がかわいいカエデの一種です。

和と洋の両方にマッチする整った樹形で、シンボルツリーとしても人気です。

メリットデメリット
紅葉が美しい成長がゆるやか植える場所を選ぶ

かわいい葉っぱが真っ赤に染まるのは、コハウチワカエデの大きなメリットです。また、成長がゆるやかで、剪定の手間がそれほどかからないのもメリットといえます。

コハウチワカエデを美しく紅葉させるには、強い西日を避けた方が無難です。また、根元に光が当たるのを嫌うなど植える場所を選ぶのが、コハウチワカエデのデメリットです。

花と紅葉が楽しめる「 ヤマボウシ 」

花だけでなく紅葉も楽しめるのが国産のヤマボウシ。自然の雰囲気を持っているので、和風やナチュラルテイストのお家にマッチするでしょう。

メリットデメリット
環境を特に選ばない成長が早い

日陰でも比較的育ちやすく、植える場所を特に選ばないのはヤマボウシのメリットです。ただし、風通しが悪すぎて湿気がこもるような環境では、ウドンコ病などにかかりやすくなるので注意してください。

成長が早いので剪定しないでいると、横に広がりせっかくの樹形が崩れてしまいます。年に1回程度の剪定が必要になるでしょう。

シンボルツリーを植える際の注意点

シンボルツリーを植える場合、以下の点に注意しましょう。

  • 自分で植えると失敗する可能性が高い
  • 防虫をする必要がある
  • 生活導線を考えて植える
  • メンテナンスを怠ると見栄えが悪くなる

自分で植えると失敗する可能性が高い

シンボルツリーは、ただ植えれば良いというものではありません。

木に合った土壌や日当たり、水やりなどを考える必要があります。

専門的な知識がない場合、育成に失敗し、枯らしてしまう可能性が高いです。

専門業者に依頼することで、適切な環境で生育できるよう植えてもらえるでしょう。

防虫をする必要がある

シンボルツリーには、アブラムシやカイガラムシなどの害虫が付くことがあります。

害虫が発生すると、葉が変色したり、枯れてしまったりすることがあります。

定期的に防虫対策を行うことによって、シンボルツリーを健康な状態に保てます。

生活導線を考えて植える

シンボルツリーを植える場所は、生活導線を気にしながら決める必要があります。

例として、玄関アプローチの邪魔になる場所や、駐車場から出入りする際にぶつかるような場所は避けたいところ。

生活導線を妨げない場所に植えることで、快適な生活を送ることができるでしょう。

メンテナンスや掃除を怠ると見栄えが悪くなる

シンボルツリーは、定期的な剪定や落ち葉拾いなどのメンテナンスや掃除が必要です。

メンテナンスや掃除を怠ると、枝が伸び放題になるほか、落ち葉が散乱したりして見栄えが悪くなってしまいます。

美しい景観を保つためには、定期的なメンテナンスを心掛けることが大切です。

まとめ

おすすめの外構アイテム、シンボルツリー選びに迷ったら、まずは常緑樹と落葉樹のどちらがよいかを考えて下さい。

常に葉が茂っている方が良いならば常緑樹を、四季折々の風情を楽しみたいなら落葉樹を選びましょう。

そして、具体的な樹種の選定に入りますが、もし紹介した6つの樹種では満足できないなら、ユニークなスモークツリーも検討してください。

参考になるのは、弊社コラム「 庭のシンボルツリーに!スモークツリーがおすすめな理由を解説 」です。

現在、シンボルツリーを検討していて、なにから手を付ければ良いか分からないという場合はトップガーデンにご相談ください。

あなたにぴったりな木を選び、適切な工事をさせていただきます。

シンボルツリー以外の、外構工事についてもお気軽にお問い合わせください!

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